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和式鍛造ナイフ専門店 宗正刃物ナイフ包丁特選

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ご注意事項 NOTICE

■刃物類の販売に関しまして
当店では、20歳未満の方に対しての刃物類の販売はいたしておりません。
ご注文の際は必ず生年月日をご記入下さいませ。
また場合により、お買い上げの際、身分証明書類のご提出を求めることがございますのでご了承くださいませ。

■銃刀法について(必ずお読み下さい)
所持許可証について:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は“銃砲刀剣類”ではありませんので所持許可証の必要はありません。
携帯につて:和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般刃物は、そのサイズに関係なく正当な目的(キャンプ、釣り、狩猟等)以外には絶対に持ち歩かないで下さい。
※もし、キャンプ等に携行する場合は、その目的に合った服装をし、更に、直ちに取り出し、使用出来ないよう布等で厳重に包み、リュック等に収納して現地まで携行して下さい。
所持について、銃刀法の「刀剣類」とは、刃渡り15cm以上の刀・脇差・短刀や5.5cm以上の剣(西洋の剣)のことであり、和式狩猟刀や洋式ナイフ等一般の刃物が15cm以上であっても、所持(自宅に保管)は許されています。

二代本成寺作 カスタム「大白川」小刀7寸・両刃

二代本成寺作 カスタム「大白川」小刀7寸・両刃
Honjouji 2nd Hunting Oshirakawa 210㎜・ Double Bevel Custom collaboration


大白川マタギに受継がれし小刀が
二代本成寺の手で甦る!

二代本成寺 Honjyouji 2nd
かすたむ おおしらかわしょうとう7寸・りょうば
カスタム「大白川」小刀7寸・両刃
Nidaihonjoji Hunting Oshirakawa210mm・Double Bevel Custom collaboration
商品番号M0189-5
[スペック/ SPEC]
〈ブランド/Brand〉二代本成寺 Nidai-honjyouji
〈産地/Production〉三条 Sanjyou
〈鍛冶師/Blacksmith〉二代本成寺 Nidai-honjyouji
〈全長/Full Length〉335mm
〈刃長/Blade Length〉210mm
〈刃厚/Thickness〉5.5mm
〈本体重量/Weight〉269g
〈地金/Cladded Steel〉極柔鋼 Soft Iron
〈鋼種/Steel〉日立安来鋼 青紙二号 Blue #2
〈柄/Handle〉鉄刀木 Ironwood
〈ヒルト/ Hilt〉 真鍮 Brass
〈鞘/Sheath〉高級ヌメ皮シース Full Hand-sewn Leather


二代目 本成寺 Honjyouji 2nd
(にだいめほんじょうじ)
二代目本成寺(三条守弘)1967年生まれ。少年の頃より鉄と遊び愛着をもつ。1984年本成寺修司に師事。1994年独立。同年、三条守弘を名乗る。2005年、二代目本成寺を襲名。その作品は、完成度が高く、切れ味も鮮やかな玄人好み。二代本成寺ファンは海外にも多く存在し、日本の鍛造界の逸材として評価されている。


<解 説>

数百年にわたり、独特の狩猟文化を築きあげてきたマタギ。現在でも下北の畑、津軽、秋田の阿仁と東北地方を中心に点在し、その古風な狩猟形態は、伝統文化として伝承され生き続けている。そういったマタギ集落の中で、意外と知られていないのが、新潟県は北魚沼群の大白川だ。
大白川は魚沼兵陵の中程に位置し、すぐ背後には険阻な山並を連ねる越後山脈を控えている。深山幽谷の地として昔から熊や羚が豊富に生息し、大白川周辺広域にわたりいくつもの倉(猟場)を有していた。それにいち早く目を付けたのが秋田の旅マタギだ。
「北越雪譜」によれば、「雪の降り止む早春になると、出庭方面の猟師(阿仁の旅マタギ)が5-7人仲間を組み、3-4頭の猛犬を連れ、米、塩、鍋を携え、山越えをして越後の山まで熊狩にやってきたという。頭の先から足の先まで獣の皮で作った防寒具を着込み、手槍、山鉈、鉄砲で穴に籠った熊を捕る…。」そんな背景を裏付ける聞き取りを得たので一部をご紹介。大白川の現役古老マタギ、浅井保丸さん(80歳)、浅井義介さん(74歳)によれば、いずれも、代々、マタギの家系であり、尋常小学校卒業と同時に父に連れられ山に入ったという。「山に行くのが好きで好きでたまんねがった。一日に十里やそこら、やまんなか走り回っても平気なんさぁー。オレ達、山に育てられたんだょう。」と目を輝かす。熊狩りについては、「熊さ追っかけているときは、頭ん中真っ白になるさぁ。熊のことしか考えてねッ。熊は、熊になんねば捕れねッ。熊とおんなじ 気持ちになれば、熊がどっちさ逃げたか、分かるようになるんさぁー。」と屈託なく笑う。そして、自分たちの先祖は秋田の阿仁から来た旅マタギであり、狩の流儀作法は猿丸流だと秘伝の巻物を広げる。では、狩猟刀の拝見を所望すると、なんと、三人とも同じような木鞘拵の小刀を見せ、この地では冬は熊やかもしか、兎、山鳥を狩り、夏は川で岩魚やウグイを追う。ケボカイ(獣の解体)や、魚のサバキ、手元作業にこの上なく重宝。その上、携帯にも安全と、誇らしげに目を細める。この使いやすさを極めた木鞘拵の小刀、様々、マタギ集落を取材してきたが、大白川のように皆が皆、同じような木鞘拵の小刀を所持している所は珍しい。所説を残すが、阿仁”旅マタギ”の狩猟伝承文化が、地元の狩人に伝わり、融合。さらにより使いやすい性能を求め、大白川独自の狩猟文化として花開いたと考察した。

この大白川に伝わる剛毅朴訥なる木鞘小刀は、宗正企画により洋風にアレンジ。《二代本成寺作 カスタム「大白川」小刀7寸・両刃》と名付けられ、三条の鍛造の達人、二代本成寺の手により打ち上げられた。
刀身は安来鋼青紙二号に、極柔鋼に三昧打ちした剛毅な造り。
特筆すべきは、厳選された極上の鉄刀木(てっとうぼく)のハンドルは、丹念に手加工が加えられ、柄尻(つかじり)まで一体構造のフルタング方式。黄金(こがね)に輝く黄銅(おうどう)ヒルト。上質の牛皮手縫いシースは、有名なナイフメーカーが担当したカスタムメイド。まさに、折れたり抜けたりすることなく、強靱この上ない。
繊細な中にも力強さを感じさせる本作は、数百年にわたり磨き上げ鍛えられた、「比類なき万能小刀」と呼ぶに相応しい。